「サウナに入るとき、コンタクトレンズは外した方がいい?」と疑問に思ったことはありませんか?
実際には、コンタクトをつけたままサウナを利用している人も多く、筆者自身も普段はわざわざ外していません。
一方で、最近ではサウナでのコンタクト使用に注意を呼びかける眼科医療機関もあります。
この記事では、サウナ大国フィンランドの専門家の見解も参考にしながら、コンタクトをつけたままサウナに入る場合の注意点を紹介します。
サウナでコンタクトレンズはつけたままでも大丈夫?

サウナとコンタクトについて調べると、「必ず外した方がいい」という情報もあれば、「つけたままでも大丈夫」という情報もあります。
実は、フィンランドでも専門家の見解は一つではありません。
フィンランドでは「コンタクトのままサウナに入れる」という専門家の見解も
フィンランドの公共放送Yleは2018年、コンタクトレンズについて眼科医とオプトメトリストに取材しています。
その中で、「コンタクトレンズをつけたままサウナに入れるか」という質問に対して、オプトメトリストは「コンタクトをしたままサウナに入ることはできる」と回答しています。
眼科医も、レンズにはさまざまな種類があり、その中にはサウナで使用できるものもあると説明しています。
つまり、「サウナに入るならコンタクトは絶対に外さなければならない」という単純なルールではありません。
最近のフィンランドでは慎重な見解も増えている

一方で、最新の医療情報を見ると、以前より慎重な考え方も出ています。
フィンランドのヘルシンキ大学病院HUSは2026年4月、コンタクトレンズに関連する重い角膜炎が増えているとして注意を呼びかけました。
HUSの眼科医は、コンタクトレンズを不適切に使用する例として、つけたまま眠ることに加え、水泳・サウナ・ホットタブで使用することを挙げています。また、こうした誤った使用が一度だけでも炎症につながる可能性があると説明しています。
つまりフィンランドでも、
「サウナでコンタクトを使うことはできる」
という考えがある一方で、
「目の安全を最優先するなら外した方がよい」
という医療側の見解もあります。
コンタクトをつけたままサウナに入るなら何に注意する?
その場合に大切なのは、「絶対大丈夫」と考えるのではなく、自分の目の状態を確認しながら入ることです。
目が乾燥したら無理をしない

サウナは高温の環境です。
コンタクトをつけたままサウナを楽しんでいる人も少なくありません。
特に乾燥したサウナでは、コンタクトレンズをつけていると目の乾燥やゴロゴロ感を感じることがあります。
フィンランドの眼科・眼鏡チェーンSilmäasemaも、サウナの熱によって一部のコンタクトレンズが乾燥し、目に張りつくように感じる可能性について注意を呼びかけています。
参考:Silmäasema「サウナ・水泳時のコンタクトレンズ」
普段問題なくコンタクトを使用している人でも、
「目が乾いてきた」
「レンズが張りつく感じがする」
「目が痛い」
「強い違和感がある」
と感じた場合は、我慢してサウナに入り続ける必要はありません。
サウナは我慢して入るものではないので、目の状態も含め、その日のコンディションに合わせることが大切です。サウナに入っていて目に違和感を感じた場合は、「いつもコンタクトをつけたままだから」と我慢せず、一度サウナ室を出るようにしましょう。
目を閉じて過ごすのもひとつの方法

コンタクトをつけたままサウナに入る場合は、サウナ室で目を閉じてゆっくり過ごすのもひとつの方法です。
目を開けたまま過ごすよりも、熱気や乾燥を直接感じにくくなり、コンタクトの乾きや違和感を感じにくいこともあります。
私自身も、サウナ室ではほとんど目を閉じてリラックスしているため、普段はコンタクトをつけていること自体をあまり意識せずに過ごせています。
裸眼では周囲が見えにくい人にとっては、メガネよりもコンタクトの方が、サウナ室への出入りや施設内の移動がしやすいというメリットもあります。
ただし、目を閉じていれば必ず問題が起こらないというわけではありません。乾燥や痛み、ゴロゴロ感などの違和感が出た場合は、無理をせずサウナ室を出るようにしましょう。

実はサウナ室より注意したいのが水風呂とシャワー
コンタクトをつけたままサウナを利用する場合、サウナ室そのものだけでなく、その後の水風呂やシャワーにも注意が必要です。
コンタクトレンズに水を直接触れさせない
Yleの記事でも、コンタクトをつけたままサウナに入ることは可能としながら、シャワーでは目を閉じ、水がレンズに入らないよう注意するよう説明されています。
コンタクトレンズに水が触れると、水に含まれる微生物などがレンズと目の間に入り、感染の原因になる可能性があります。
そのため、コンタクトをつけたままサウナを利用する場合でも、
水風呂で顔を水につけない
シャワーを直接目に当てない
シャワーを浴びるときは目を閉じる
といったことを意識した方がよいでしょう。
水風呂では目を閉じて入るのがおすすめ

また、水風呂で顔まで水につける場合は、水の中で目を開けないことも意識しましょう。
私自身もコンタクトをつけたまま水風呂に入ることがありますが、顔までつけるときは必ず目を閉じています。目を開けると水が直接コンタクトレンズに触れやすくなるためです。
ただし、目を閉じていても水との接触を完全に防げるわけではありません。コンタクトをつけている場合は、できるだけ顔を水につけない、または水が目に入らないよう注意しながら楽しむのが安心です。
サウナでコンタクトを外す?つけたまま?無理なく選ぼう
サウナでは、「コンタクトを絶対に外さなければならない」と単純に決められるものではありません。
実際、フィンランドでも「サウナで使用できる」という専門家の見解がある一方、2026年にはHUSがサウナでのコンタクト使用について注意を呼びかけています。
そのため、つけたまま入る場合には、自分の目の状態やレンズの種類を考えながら判断することが大切です。
普段問題がなければ、つけたまま利用している人も
私自身は、普段コンタクトをつけたままサウナを利用しています。
メガネの時は、サウナに入る際に、入り口にある小さなメガネ用の棚に置いてから入ります。ただし、サウナ室内で視力が劣るため、テレビが見られなかったり、不便を感じることもあります。
普段からコンタクトで目が乾きやすい人や、サウナに入ると違和感を感じる人は、外してから利用する方が快適な場合もあるでしょう。
私はなるべくコンタクトを着用してサウナに行くようにしていますが、乾燥が気になる場合や、目が充血している時などは、仕方なくメガネで何も見えないままサウナに入ります。
大切なのは、「サウナだから必ず外す」「普段大丈夫だから絶対大丈夫」と決めつけず、自分の目の状態に合わせることです。
こんなときは無理をしない

コンタクトをつけてサウナを利用していて、
・目が痛い
・強く乾燥する
・充血する
・レンズが張りつくように感じる
・見え方に違和感がある
といった症状が出た場合は、そのまま我慢して入り続けないようにしましょう。
また、普段使っているコンタクトレンズの説明書や、眼科・眼鏡店から受けている使用上の注意がある場合は、そちらを優先してください。
サウナでコンタクトをどうするかには、一つの答えがあるわけではありません。
つけたまま快適に利用できる人もいれば、外した方が安心して過ごせる人もいます。
サウナ室では目の乾燥や違和感に注意し、シャワーや水風呂ではコンタクトレンズに水が触れないようにする。
このポイントを意識しながら、自分に合った方法でサウナを楽しみましょう。
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