デスクワークやスマートフォンの使用などで、「肩が重い」「首から肩にかけてずっと張っている」と感じている人は多いのではないでしょうか。
肩こり対策というとマッサージや指圧を思い浮かべる人も多いですが、もうひとつおすすめしたいのが「サウナ」です。
サウナで体をしっかり温めながらゆっくり過ごすことで、肩まわりの緊張がやわらぎ、肩が軽くなったように感じます。
この記事では、サウナと肩こりの関係や、肩こりが気になるときのおすすめの入り方について紹介します。
そもそも肩こりはなぜ起こる?
「肩こり」とひとことで言っても、その原因はひとつではありません。
一般的な肩こりでは、首の後ろから肩、背中にかけて、張りや重さ、こわばりなどを感じます。

長時間同じ姿勢でいることも肩こりの原因に
肩こりにつながりやすいものとして、
・長時間のデスクワーク
・スマートフォンを見る前かがみの姿勢
・運動不足
・猫背などの姿勢
・精神的なストレス
・冷え
などがあります。
特に仕事中、パソコンに集中していると、気づかないうちに肩をすくめたような姿勢になっていたり、首や肩まわりに力が入り続けていたりすることもあります。
運動不足やストレス、冷えも原因に
肩こりは姿勢だけでなく、運動不足や精神的なストレス、冷房などによる冷えも関係するとされています。
忙しい日が続いたり、寒い場所で長時間過ごしたりしたあとに、肩まわりがいつも以上に重く感じる人もいるでしょう。
日本整形外科学会でも、肩こりの原因として、長時間同じ姿勢をとること、運動不足、精神的なストレス、冷房などを挙げています。日本整形外科学会

サウナで肩こりが楽に感じるのはなぜ?
肩こりが気になるときに取り入れたいのが、体を温めることです。
日本整形外科学会でも、蒸しタオルや入浴などで肩を温めること、適度な運動をすることなどが肩こりの予防・対策として紹介されています。体を温めることで、肩まわりの血行が促され、筋肉の緊張がやわらぐことが期待できます。
サウナも全身をしっかり温めることができるため、肩まわりのこわばりや緊張が気になるときに取り入れたい方法のひとつです。

体が温まり、肩まわりの緊張がやわらぐ
サウナで全身が温まると、肩や首まわりの血行が促され、緊張していた筋肉がやわらぎやすくなります。
サウナでじっくり体を温めることで、ガチガチにこわばっていた肩まわりがゆるみ、軽くなったように感じられます。
特に、
「一日中パソコンを使って肩がガチガチ」
「冷房の効いた場所にずっといて体が冷えた」
という日は、温かいサウナ室で体を温める心地よさを感じやすいでしょう。
パソコンやスマホから離れて姿勢をリセットできる

デスクワークやスマートフォンを長時間使っていると、頭が前に出て、首や肩に負担がかかる姿勢を続けがちです。
サウナに入っている間は、パソコンやスマートフォンから自然と離れることができます。
前かがみになっていた姿勢をやめ、背中を預けて座ったり、肩を下ろしたりするだけで、何時間も続いていた姿勢をいったんリセットする時間になります。
普段、仕事が終わったあともスマートフォンを見続けている人にとっては、強制的に画面から離れられることも、サウナならではのメリットです。
精神的な緊張をほどく

肩こりは、姿勢や運動不足だけでなく、精神的なストレスとも関係しています。
緊張したり、仕事に集中したりしていると、無意識のうちに肩をすくめたり、歯を食いしばったりして、首や肩に力が入り続けることがあります。
サウナでは慌ただしい時間から離れ、温かい空間で静かに過ごします。さらに水風呂や休憩を挟みながらゆっくりすることで、緊張していた気持ちと一緒に、肩に入っていた力も抜きやすくなります。
「肩をほぐそう」と意識しなくても、サウナで何もせずに過ごしているうちに、無意識に入っていた肩の力がふっと軽く感じられるでしょう。
体を温めること、前かがみの姿勢から離れること、緊張をゆるめること。この3つを同時にできるのが、肩こりが気になる人にサウナをおすすめしたい最大の理由です。
肩こりに似た症状と受診の目安
いつもの肩こりとは少し違う痛みや症状があるときは、肩まわりに別の原因が隠れていることもあります。
肩の症状には、いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)のほか、肩腱板断裂、石灰沈着性腱板炎、神経が関係するものなど、さまざまなものがあります。日本整形外科学会

五十肩など、肩こりとは違う症状も
いわゆる五十肩では、肩の痛みに加えて、
・腕を上げにくい
・服を着替える動作がつらい
・髪を結ぶ、背中に手を回すなどの動きがしづらい
・夜に肩が痛む
といった症状が現れることがあります。
肩腱板断裂でも、運動時の痛みや夜間痛、腕を上げるときの力の入りにくさなどがみられることがあります。
また、石灰沈着性腱板炎では、夜間に突然強い肩の痛みが現れたり、痛みで肩を動かしにくくなったりすることがあります。
「いつもの肩こりとは少し違うな」と感じたときは、症状をよく確認してみましょう。
強い痛みやしびれがある場合は医療機関へ

肩や首まわりの症状には、神経が関係しているものもあります。
腕や手のしびれ、握力の低下などを伴う症状もあるため、肩こりと決めつけないことも大切です。
特に、
・強い痛みが長く続く
・腕や手にしびれがある
・腕を動かしにくい
・突然強い痛みが出た
・夜も眠れないほど痛む
といった場合には、一度整形外科などで診てもらうと安心です。
肩こりが気になるときのサウナの入り方
肩こりが気になる日にサウナへ入るなら、「たくさん汗をかかなければ」と頑張るよりも、体を気持ちよく温めながら、肩の力を抜くことを意識してみましょう。
無理に長時間入らなくてもOK
肩をしっかり温めたいからといって、普段より長くサウナ室にいる必要はありません。
いつもの自分にとって心地よい時間で十分です。
肩まわりまでじんわり温まってきたら、その感覚を楽しみながらゆっくり過ごしてみましょう。
サウナではたくさん汗をかくため、入る前後やセットの合間には水分補給も忘れずに。
「今日は肩がつらいから長く入ろう」と考えるより、体が気持ちよく温まり、リラックスできているかを目安にするのがおすすめです。
サウナ室で肩を軽く揉みほぐす

筆者自身も慢性的な肩こりがあり、特につらい日は、サウナ室で体が温まってきたタイミングに、肩や首まわりを自分で軽く揉みほぐすことがあります。
温まった状態で肩をやさしく揉んでいると、肩まわりの力が抜けて、少しずつほぐれていくように感じます。
強く押すのではなく、気持ちいいと感じるくらいの力で軽く揉みながら、ゆっくり過ごすのが筆者の定番です。
もちろん、暑さを我慢する必要はありません。のぼせそうだと感じたら、無理をせずサウナ室を出て休憩しましょう。
サウナのあとも軽く肩を動かしてみる
サウナを終えたあと、肩をゆっくり回したり、無理のない範囲で首や肩まわりを動かしたりするのもよいでしょう。
肩こり対策では、体を温めることに加えて、普段から同じ姿勢を長時間続けないことや、適度に体を動かすことも大切です。
仕事中にも、
・定期的に立ち上がる
・肩をゆっくり回す
・少し歩く
・同じ姿勢を長時間続けない
といったことを意識してみましょう。
肩の力を抜く時間としてサウナを楽しもう
肩こりは、仕事や家事、スマートフォン、運動不足など、毎日の生活の中で少しずつ積み重なっていくこともあります。
だからこそ、サウナに入っている時間くらいは仕事やスマートフォンから離れ、体を温めながらゆっくり過ごしたいものです。
毎日の生活の中で肩に力が入り続けている女性にとって、誰にも邪魔されず、体を温めながらゆっくり過ごせる時間は、心と体をリフレッシュする時間にもなるのではないでしょうか。
肩こりが気になる日は、無理に「ととのわなければ」と考えず、今日は肩の力を抜きにサウナへ行こうという気持ちで楽しんでみてはいかがでしょうか。
サウナのあとに施術を受けるのもおすすめ

サウナで体をしっかり温めたあとに、マッサージや鍼、整体などの施術を組み合わせるのもおすすめです。
体を温めることは、肩まわりの血行を促し、筋肉の緊張をやわらげることにつながります。その状態で肩や首まわりをほぐしてもらうと、サウナだけのときよりも、体がゆるんでいく感覚や施術後の軽さを感じやすいことがあります。
特に慢性的な肩こりが気になる人は、サウナで全身を温めたあとに施術を受けることで、より深くリラックスした時間を過ごせるでしょう。
マッサージについては、首や肩の痛みに短期的な改善がみられるという研究もあり、施術直後に「肩が軽くなった」「動かしやすくなった」と感じる人もいます。 NCCIH


SaunaTherapyでは、サウナ後にアロママッサージなどの施術を受けることもできます。 体が温まった状態からそのまま施術へ移れるため、肩こりが気になる日には、サウナと施術を組み合わせて、いつもよりじっくり体をいたわる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
サウナ後に施術が受けられる女性にお勧めの施設
本格的なサウナと水風呂、アロマを取り入れたセルフロウリュを、自分のペースで楽しめます。サウナセラピストによるサポートもあるため、サウナ初心者にもおすすめです。温まった体でアロママッサージや針治療が受けられます。


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参考資料
・日本整形外科学会「肩こり」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
・日本整形外科学会「肩周辺の症状」
https://www.joa.or.jp/public/sick/body/shoulder.html




