サウナ利用者の女性比率が年々増加しているのをご存知でしょうか。総務省統計局「社会生活基本調査」(2021年版)の調査によると、「サウナ・スパを定期的に利用する女性」がこの10年間で約1.8倍に伸びたというデータが示されているそうです。
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所による『サウナ白書2023』でも、女性専用サウナや女性向けサービスの充実が市場成長の要因だと分析されています。今後も女性サウナーがますます増えると予想され、サウナ関連の新サービスに注目が集まっています。
サウナの基礎知識
サウナとは?
サウナは、高温低湿度の環境(フィンランド式サウナを指す場合が多い)もしくは高温高湿度の環境(スチームサウナやロウリュウを導入した施設など)に身体を入れることで、発汗を促し血流改善やリラックス効果を得る温熱療法の一種です。
- 低湿度の乾式サウナでは室温80〜100℃が一般的
- スチームサウナでは室温40〜50℃で湿度が高いのが特徴
サウナは温浴療法として各国で研究が進んでおり、近年は健康増進やストレスマネジメントの一環としても注目されています。(引用元: 日本サウナ協会)

サウナがもたらす主な健康効果
サウナの代表的な健康効果としては、
- 血行促進による疲労回復
- 自律神経の調整
- ストレス軽減
- リラックス効果による睡眠の質向上
などが挙げられます。
フィンランドをはじめとした海外の研究では、適度なサウナ利用が動脈硬化や高血圧の予防に一定の効果を示唆するデータもあります。(引用元: Kunutsor SK, Laukkanen T et al. “Sauna bathing reduces risk of cardiovascular diseases.” PubMed)

年代別にみる女性サウナの楽しみ方と注意点

30代のサウナ―日常の疲労回復とストレスケア
30代は仕事や家庭の両立で忙しく、慢性的な疲労やストレスを抱えやすい時期です。
サウナでの温熱刺激と発汗は、自律神経を整え、筋肉の緊張緩和にもつながります。週に1~2回程度、短めのサイクル(サウナ5~8分→水風呂1分→休憩5分程度)を取り入れることで、無理なくリフレッシュできます。
40代のサウナ―自律神経の安定と体力維持
40代になると加齢による基礎代謝の低下やホルモンバランスの変化が出やすくなります。
サウナで血行を促進し、冷水浴との温度差で血管の収縮・拡張を繰り返すことで、血液循環の改善と同時に自律神経のバランスを整える効果が期待できます。ただし、息苦しさや動悸などがあるときは無理をせず、短い時間から始めましょう。

50代のサウナ―更年期障害へのケアと生活習慣病予防
50代では、更年期障害の症状(ほてり、めまい、イライラなど)に悩む方も増えます。
適度な発汗と温熱刺激は、自律神経の働きを整え、更年期特有のほてり感や冷えの緩和に寄与する可能性があります。また、血行を促すことで生活習慣病の予防にも役立つといわれています。(引用元: 公益社団法人 日本産婦人科医会「更年期障害の基礎知識」)
ただし、体調には個人差が大きいため、症状が強い方はかかりつけ医に相談しながら無理のない範囲で利用することが重要です。
サウナはなんとなく苦手?

女性がサウナを苦手に感じる要因
女性でサウナが苦手という声は少なくありません。理由としては「高温の環境がつらい」「サウナ室の圧迫感が苦手」「汗をかくこと自体に抵抗がある」などが挙げられます。
また、混雑したサウナ室でのプライバシーや清潔面への不安も、女性が苦手意識を持つ要因になることがあります。
女性がサウナを快適に楽しむためのポイント
- サウナ室の種類を選ぶ:低温サウナやミストサウナなど、比較的入りやすい環境から始める。
- 短い時間から慣らす:5分程度の短い時間で入り、無理をしない。
- 女性専用個室サウナを利用:1人、もしくは女性同士の利用が可能な時間帯や専用施設を探すと、周囲の目を気にせずリラックスできる。
- 水分補給と保湿ケア:サウナ後の脱水や肌の乾燥を防ぐため、しっかりと水分補給とスキンケアを行う。
おすすめのサウナの入り方
サウナ→水風呂→休憩を繰り返す「サイクル」のメリット
サウナから出た直後に水風呂に入り、その後は休憩で身体を常温に戻すサイクルを繰り返すと、血管の収縮・拡張が交互に行われ血行が促進されます。自律神経の働きにも好影響があるとされ、心身ともにリフレッシュできます。
血圧・心拍数からみる安全な利用時間と頻度
サウナの利用時間は5~15分程度、水風呂は30秒~1分程度、というのが一般的な目安です。心拍数や血圧の急激な変化を避けるために、慣れないうちは1サイクルごとにしっかりと休憩を取り、週に2~3回程度を目安に利用しましょう。心疾患や高血圧の既往症がある方は、医師と相談することをおすすめします。

注意が必要な持病・体調不良時の対処
風邪気味や発熱時、あるいは貧血や低血圧の方は、サウナに入ることで症状が悪化する可能性があります。無理せず、体調不良時は利用を控え、十分に回復してから再開しましょう。

サウナ利用のメリット・デメリットを把握しよう

メリット―リラックス効果・血流改善・ストレス軽減
- リラックス効果:サウナ後に得られる爽快感や「ととのう」といった感覚は、ストレスケアに役立つ。
- 血流改善:温冷刺激で血管が拡張・収縮を繰り返し、血流が促進される。
- ストレス軽減:発汗による爽快感や自律神経の調整効果が、気分のリセットに寄与する。
デメリット―脱水症状・心疾患リスク・長時間滞在の危険性
- 脱水症状:大量に汗をかくため、水分補給を怠ると体調不良の原因となる。
- 心疾患リスク:血圧の急上昇・急降下に注意が必要。持病がある方は事前に医師と相談。
- 長時間滞在の危険性:無理な長時間サウナは熱中症や失神リスクが高まる。
まとめ―年代・性別を問わずサウナを安全に楽しむために
サウナは、30代・40代・50代と年代を問わず、適切な方法と時間を守ることで、心身のリフレッシュや健康増進に役立つ可能性があるとされています。
女性でサウナを苦手に感じる方は、女性専用の個室サウナを活用することで、少しずつ慣れていけるかもしれません。無理をせず体調を最優先に考えながら、選択肢のひとつとして検討してみるのもよいでしょう。
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